ハワイに行く前にマスターしたい!フラの歴史と基本のステップ

女性の中にはフラが好きで毎年ハワイに行くという方も少なからずいます。

フラは日本でも一段ブームを巻き起こし、子供から大人まで楽しめるフラスクールもあちこちにあります。

「フラガール」なんていう映画も記憶に新しいですよね。

鮮やかな衣装と優雅なダンスが特徴的なフラですが、実はその昔ハワイの人々がまだ文字を持たなかった頃、神への信仰を表現するために作られた踊りでした。

フラは元々タヒチなどポリネシアから伝わった踊りと言われていますが、詳しいことはわかっていません。

フラは過去に一度キリスト教の布教の妨げになる野蛮なものとして禁止された時期があります。しかしその後、芸術を愛したカラカウア王によって復活しました。

フラには「カヒコ」と呼ばれる古典的な踊りのものと「アウアナ」と呼ばれる現代的な踊りのものがあります。

「カヒコ」は宗教的な要素が強く、ハワイ語でメレ(チャント)が唱えられるなど厳粛なものです。一方で「アウアナ」は私たちが良く知る華やかなフラのことを指します。

ギターやウクレレなどの楽器に合わせて踊ることもあり、愛や自然を表現します。

ハワイアンソングに合わせてゆったり踊るフラですが、実はその動きは激しく案外シェイプアップになるので大人の女性にも人気です。

腰をくねくねと動かすことでウエストシェイプが、腕と指先に力を入れることで二の腕シェイプが可能です。

せっかく本場ハワイに行くのですからその前に少しだけフラについて知っておいても損はないと思います。

基本のステップを少しだけご紹介しましょう。カホロは2歩横に移動するステップです。カオは膝を曲げて立ち腰を引き上げるように動かす、フラには欠かせない動きです。

その他にも前後に移動するカオカウア、左右の足を交互に出すヘラ、かかとを上げるウエヘなどがあります。

さらにこれにハンドモーションと呼ばれる腕の動きを付けることでフラ独特の揺れるような踊りが完成します。

またハンドモーションにはそれぞれ意味があります。両手を前に出すとあなた、指先をパラパラと動かすと雨、両手を広げて頭の上に持ってくると太陽や月、花輪を首からかけるしぐさはレイを表します。

まるで手話のようなハンドモーションはあなた、私、愛、星、太陽、月、山、大地など自然に関係のある沢山の言葉の意味を持ちます。

ハワイでぜひ本場のフラを体験してみたいという方はロイヤルハワイアンセンター、ビショップミュージアム、シェラトン・ワイキキなどでレッスンを受けることができます。

すぐに上達するわけではありませんが、屋外で心地よい風を感じながらフラを踊れば気分はすっかりハワイアンです。

踊れないけどフラのショーを見たいという人はワイキキビーチ、ヒルトンやシェラトンなどのホテル、ハレクラニのレストランなどで開催されています。

ワイキキビーチではデユーク・カハナモク像のあたりで無料でショーを行っています。夕暮れ時のショーはムード満点なのでおすすめです。